FAQ
SUBRINAを美味しくお飲みいただくために、
よくお問い合わせいただくご質問をまとめています。
海底熟成について
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印象として全体的に丸くなる、混ざり合うといった変化があると考えています。
実際にソムリエの皆さまをお迎えし、OKARINA(通常セラー保存)とSUBRINA(海底セラー保存)の比較試飲比較試飲会を行いました。その際のご意見として、以下のようなコメントをいただきました。
- 明らかに両者の質が違っており、熟成が認められる。
- アルコールのピリピリした感じが海熟では穏やかである。
- 全体的に角がとれ、まろやかである。
- タンニンがきめ細やかに滑らかに感じる
- 香りが開き、味わいが調和し一体感がある
比較試飲会の詳細はTASTINGページをご覧ください。
例年11月から翌年6月のおよそ7か月間、海底セラーにて熟成されています。台風によるリスクを避け、紫外線の届きにくい海底での保管となります。
南伊豆中木は、冬に荒れ、また黒潮の影響もあり比較的温暖な海水温ではありますが、SUBRINAが眠る海底セラーは川の水が入るため沖の海水温より2~3度程度海水温が低くなります。
2011年時実測した際には11月~6月の水温で12度~17度ほどでしたので、リストから2~3度引いたような水温であると想定しており、ワインの保存にはちょうど良い温度でした。
第三者機関で耐水圧試験を行い水深100mの水圧にも耐えられるシーリングワックスにて封蝋をし、ボトル内に海水が入らない様注意しております。
白やピンクの薄いものは石灰藻という石灰を体に沈着させる藻の一種です。それ以外にもフジツボや貝、砂など海のものが付着しています。
一点一点すべて異なり、ひとつとして同じものはないため、シリアルナンバーを付与しています。
申し訳ございません。ランダムに配送しておりますので、お選びいただくことはできません。どのような装いのボトルが届くか、お楽しみにお待ちください。また、付着物が多いものからほとんどついてないものまでございますのでご理解の上お買い求めください。
ボトルの詳細はBOTTLEページをご覧ください。
海底熟成前はリーファーコンテナで輸入し、引き引き揚げ後は一定の温度帯の定温倉庫で保管しています。
こちらにまとめていますので、ご覧ください。
ワイナリーやブドウ、醸造方法について
南アフリカ最高の赤ワインの土壌として国際的に認められているステレンボッシュのゴールデントライアングル地域にブドウ畑をもつGraceland Vineyardsで作られています。
詳細はWINERYページをご覧ください。
カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールほどのメジャー品種ではありませんが、骨格はしっかりしながらも滑らかなタンニンを持つ力強さと気品のあるブドウ品種です。
ローヌやオーストラリアが有名な産地ですが、 近年シラーは世界中で生産される人気品種となりました。中でも南アフリカの冷涼地域でつくられるクールクライメットシラーは世界中で高い評価を得ています。
太陽の光をたっぷりと浴びて果実は成熟し、豊かな果実味と柔らかなタンニンを育て、夜の冷涼な気候で酸を保持します。ローヌでもオーストラリアでもない穏やかながらも芯のしっかりとしたエレガントなワインです。
Graceland Vineyardsでは過去一度も農薬を使ったことがありません。この先は使うことはないとオーナー Susan and Paul McNaughton夫妻よりお聞きしています。
この取組はオーガニックと分類されるのかもしれません。ダチョウの糞から作られる有機ペレットを使うことで、肥料としての窒素の使用量を大幅に減らし、 現在は、Gracelandを100%有機栽培に移行する最終段階に入っています。
Susan and Paul McNaughton夫妻にとって、生態系への影響を最小限に抑えることは重要です。 400本の土着のブドウの木が植えられ、さらに400本の土着でないブドウの木が植えられています。 その結果、鳥やミツバチ、野生動物といった自然の動植物が増えました。
湿地帯は、その地域の動物や植物をサポートするために昔も今も残されています。
2005年以来、Graceland Vineyardsのワインはすべて自然発酵です。
健康なブドウはよく発酵し、破砕時にSO2を添加することはなく発酵中は酵母の栄養分のみを添加します。Graceland Vineyardsのシラーの味は、まず土壌からきており、ワイン醸造のプロセスにはできる限り介入しないような造りをしています。SO2は必要最低限にするよう注意していますが、二次発酵、マロラクティック発酵、ノンアルコール発酵の後に添加する必要があります。ワインが腐ってしまうためです。ワインを安全に保つのに適量のSO2を添加することが重要ですが、多すぎるのもよくありません。樽熟成中は、常にSO2濃度をモニターすることで管理しています。
Graceland Vineyardsにとって最も重要なのは、農場を購入したときよりも良い状態で土を残すことです。有機栽培に近い形で、あらゆる分野で足跡を残したいと思っています。
(オーナー Susan and Paul McNaughton夫妻より)
味わいや飲み頃、合わせる料理について
SUBRINAは海底熟成の効果で、フレッシュながら丸みのある味わいが特徴のエレガントな赤ワインです。
ワインテイスター・ソムリエの大越基裕氏より以下のテイスティングコメントをいただいています。
(SUBRINA ACT3 2019において)
熟したブラックチェリーにローストしたプラムのニュアンス。カカオにリコリス、腐葉土など熟成の雰囲気を纏ったアロマ。
優しく滑らかな口当たりで、凝縮感と透明感の共存したテクスチャーが印象的です。ジューシーな果実感とフレッシュな酸味が心地よく、わずかにドライなタンニンがスパイシーなフレーヴァーと共に余韻の味わいをバランス良く引き締めます。
赤ワインを使用した爽やかなビーフシチューや鰯や秋刀魚の梅煮のようなコクと爽やかさの共存した料理と相性が良いです。
お手元に届いてすぐにお飲みいただいても十分美味しくお召しいただくことができます。※輸送による振動が影響している場合もありますので、1週間程度落ち着かせることをおすすめします。
また、長い年月をかけてさらにタンニンが溶け込み、果実味や酸もまとまり、まろやかで柔らかな口当たりとなります。ワインセラーなど最適な環境での保存であれば数年~十数年は保存することが可能です。
フルボディのワインのため室温15℃~18℃でお飲みいただくと香りと風味が際立ち、特におすすめです。
コルクは封蝋密閉していますので、稀に微炭酸を感じることがあります。グラスをスワリングしていただけますと、落ち着き、本来の状態をおたのしみいただけます。
商品について
2022年度現在では、南アフリカシラー種の赤ワイン1種類となります。ラッピングは多数ご用意しています。
SUBRINAのボトルには、海底の水圧でコルクが押し込まれないよう、シーリングワックスが施されています。そのため通常のワインに比べ開封に少しコツが必要です。 シーリングワックスの簡単な開け方を動画でご紹介します。
<届いてすぐにお飲みいただく場合>
直射日光の当たらない涼しい室内での保存をお願いします。<数ヶ月から数年、長期保存をする場合>
最適な方法は、定温を保つことができるワインセラーでの保存です。ただ、なかなかご家庭にセラーがある方は少ないかと思います。その場合は、冷蔵庫の野菜室をおすすめします。海から引き揚げたそのままを包んでお届けしていますので、包みのまま、セラーまたは野菜室にお入れください。ボトル包みを開けますと石灰藻などの付着物が落ちることがあります。※夏季期間5月~10月は、輸送時の高温環境を避けるためクール便にてお届けします。到着後は、クール便お届けにおいても上記同様の保存で品質に影響はございません。
基本のセット内容は以下の通りとなります。
- SUBRINAワイン
- 化粧箱
- シリアルナンバータグ
- 案内パンフレット
- ポアラー
オプションで、抜栓に便利なオリジナルソムリエナイフ付のご用意もあります。
一部の酒類販売店様にお取り扱いいただいていますが、私たちから公表はしておりません。恐れ入りますが、以下オンラインショップよりお求めください。
※時期によっては完売の場合もあります。ご了承ください。
配送・ギフト対応について
公式オンラインショップ(https://subrina.jp/)では、ご注文確認後(銀行振込およびコンビニ決済の場合は入金確認後)3営業日以内での出荷を目標としておりますが、注文が集中した際など遅れてしまうことがございます。
※休日:ゴールデンウイーク、夏季、年末年始、土日、祝日となります。お急ぎの場合は、Amazonストアでのご注文をおすすめします。地域によりますが、最短翌日のお届けが可能です。
はい。公式オンラインショップ、Amazonストアとも対応が可能です。
公式オンラインショップの場合、オリジナルデザインの熨斗・メッセージカードをお付けします。詳細はギフトオプションページをご覧ください。
はい。すべて黒系の化粧箱となっていまして、様々な包装紙でラッピングしお届けします。