麗しの女性 -Sabrina- × 海底 -Submarine-。
海より誕生した美しく凛とした女性、Venusをイメージし名づけたSUBRINA。

「お酒を海に沈めると美味しくなるんだ」。
それを教えてくれたのは、ひとりの海人でした。

海底は美しい魚たちが優雅に過ごし、日本のはるか遠くから旅をしてきた海流がその土地の海と混ざり合い、穏やかな時の流れを感じさせてくれる日もあれば、荒々しい自然のワイルドさを思い出させてくれる日もある場所。

そこは人間でコントロールができず、海に身を任せることしかできないからこそ、自然の恵みをダイレクトに感じられるのかもしれない。

SUBRINAのワインはどれも一点物。それぞれ海底で眠っていた証とも言える海の生物や砂などのつき方が違い、ボトルからはほのかに磯の香りが漂う。 そんなワインを飲むと感じるのが、海のストーリー。目を瞑ると美しい魚たちや波の音が自然と聞こえてくるはず。

海に囲まれた日本、古来から伝わる海底熟成への言い伝えを我々の手で実現できないものかと、“Venus Project”を立ち上げた。理想の海底熟成ワインを作るために。

様々な酒類の海底熟成実験を数年に及び試みた結果、ワイン、日本酒、各種蒸留酒など、多くの酒が、通常の貯蔵方法に比較して、異なる味わいの変化をきたすという結果を得ることができた。 美味になったものもあれば、あきらかに味の落ちるものもある中で、最も素晴らしい熟成をみせた酒は、果実を凝縮させた貴品種で仕込んだ赤ワイン。

ワインを海底で熟成させるという無謀とも思えるプロジェクト。そこには当然のごとく様々な壁が立ちはだかりました。

試行錯誤を繰り返し、多くの方の協力を経て、夢のワイン作りが叶ったのです。